2/14、満点青空レストランは茨城県久慈郡大子町の凍みこんにゃくでした。
凍みこんにゃくは、400年の歴史を持つ伝統食材ですが現在では全国で大子町と常陸太田市の3軒の生産者しか作っておらず幻の食材になりつつあります。
今回番組では、名人 栗田晋一さんの元を大輔さんとケンコバさんが訪れ、凍みこんにゃくの作り方やそれを使った調理法などを教えてもらいました。
[toc]
凍みこんにゃくとは?
凍みこんにゃくは原料そのものは普通のコンニャクと全く同じなのですが私たちが良く知るプルプルとしたあのコンニャクとは違い、乾燥してスカスカしたスポンジのような軽石のような見た目。
そう!凍みこんにゃくは私たちが知っているコンニャクから徹底的にすべての水分を抜いたものなんです。[br num=”1″]
凍み豆腐がよくお出汁を吸うのと同様に、凍みこんにゃくも料理に使うと、ダシの旨みを吸い込み絶品に!
しかも保存状態が良ければ50年以上も保存しておけるという優れもの!
凍みこんにゃくの製造方法
こんにゃくの主な成分は食物繊維のマンナンでこのマンナンを粉状にしたのがこんにゃく粉。
今市販されているコンニャクの多くは、こんにゃく粉を使い効率的に作られています。[br num=”1″]
ところが先人たちの知恵が詰まった保存食である凍みこんにゃくは、蒟蒻芋を使った昔ながらの製法でしかうまく作れないといいます。
凍みこんにゃくの製造工程
この大変さゆえに生産者が減り続けているんだそうですが、皆さんに知ってもらって需要が増えれば伝統を守ることが出来るということなので伝統を守るためにも使っていきたい食材ですね!
- 蒟蒻芋の皮を剥き、生芋に熱湯を加えてすり潰す。
マンナンは水分を吸うと固まる性質があるので熱湯を加えてすり潰すことで粘りが出て15分ほどで固まる。 - アルカリ性の石灰をお湯に溶かして1に加えてよく練る。
- よく練ったら専用の木枠に移し、およそ2日間じっくり寝かせたら9等分に切り分け鉄釜で煮込む。
火を入れることで こんにゃくの繊維が結合しさらに固くなる。
- 煮込んだら専用の機械で1㎝幅にスライスし石灰水に約5日間漬ける。
- 漬けたら手作業で藁の上に1枚1枚並べて天日干しし、水分を徹底的に抜いていく。
- 並べ終えたら凍らせるために全体に水をかける。
日中に水をかけておくと夜には-5℃まで気温が下がるため水分が凍って結晶となり膨張し、日中気温が上がると氷で繊維が膨張した分、より水分が抜ける。 - これを3日繰り返し、3日経ったら全てを裏返しにして同様の作業を繰り返す。(計5日間)
- 仕上げに繊維が縮まないよう2週間かけて陰干しし、水気を完全に取れば完成。
凍みこんにゃくを使った料理レシピ
製造工程を見せてくれた栗田晋一さんの奥様 栄子さんが凍みこんにゃくを使った料理を教えてくれました。
凍みこんにゃくの下処理
- 凍みこんにゃくはそのままでは料理につかえないので、水に15分浸して戻します。
- 戻したら沸騰したお湯に15分くぐらせてアクを抜く。
- 15分したら水にとって、手で水分を絞れば下準備は完了。
凍みこんにゃくのレシピ
凍みこんにゃくのレシピは5品紹介されましたが、詳しい作り方は番組HPでどうぞ。
こんにゃくだからヘルシーだし、弾力のある食感も食べごたえがありそうでいいですよね![br num=”1″]
大輔さんも揚げたものを食べて「お肉に変わった!」と言っていたので、お肉の代わりに凍みこんにゃくを使ったり、グラタンに使えばマカロニの代わりにも使えるということなのでアイデア次第で本当に色々な料理に使えそうですね![br num=”1″]
どの料理も美味しそうでした!![br num=”1″]
紹介されたレシピ:
- 凍みこんにゃくの鶏すき
- 凍みこんにゃく煮しめのフライ
- 凍みこんにゃくの煮しめ
- 凍みこんにゃくのチャンプルー
- 凍みこんにゃくのグラタン
レシピブログ | 満天☆青空レストラン
満点青空レストラン・凍みこんにゃくレシピ
凍みこんにゃくのお取り寄せ
凍みこんにゃくは楽天市場・amazon・yahooショッピングでお取り寄せが可能です。
伝統食材、凍みこんにゃく!一度は食べてみたいし日本の伝統を守るためにも使っていきたいですね![br num=”1″]
私も注文してみます!!