5/10、林修の今でしょ!講座でアーモンド・マカダミアナッツ・くるみの最新研究で分かった3大ナッツの栄養はこんなにもスゴかった講座がありました。[br num=”1″]
林先生も医者である奥様の勧めで毎日ナッツを食べているそうですが、何がどう身体にいいのかはよく分からずに食べているそうです。[br num=”1″]
漠然と体にいいからといういう理由でナッツを食べている人って私も含めですが、結構多そうですよね!今回はそんなナッツの栄養素をしっかりと覚えれれそうな講座で、ナッツを食べる時の参考にしたいですね![br num=”1″]
ナッツについて教えてくれたのは、ナッツ研究の第一人者で慶応義塾大学医学部教授の井上浩義先生です。
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アーモンドで整腸してダイエット
アーモンドには整腸作用がある食物繊維が豊富に含まれています。でも、食物繊維が含まれている食べ物って色々ありますよね?
アーモンドの食物繊維は何がスゴいんでしょうか?
[speech_bubble type=”ln” subtype=”L1″ icon=”isha.jpg” name=””] アーモンドには食物繊維が豊富だと言われているゴボウ(6.1g)、茹でかぼちゃ(4.1g)、レタス(1.1g)などと比べても圧倒的に多い11gの食物繊維(100gあたり)が含まれています。
しかも不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の2種類が含まれているんですよ。[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”ln” subtype=”R1″ icon=”my.jpg” name=””] 2種類の食物繊維が含まれていると何がいいんですか?[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”ln” subtype=”L1″ icon=”isha.jpg” name=””] 不溶性食物繊維は腸内にこびりついた老廃物をかき出してくれて、余分なコレステロールなどの吸収を防いでくれます。
そして、水溶性食物繊維は余分なコレステロールやトキシン(毒素)などを包んで排出する働きをしてくれます。
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[speech_bubble type=”ln” subtype=”R1″ icon=”my.jpg” name=””] でもナッツ類はカロリーが高くて太るイメージがありますね・・・。[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”ln” subtype=”L1″ icon=”isha.jpg” name=””] 確かにナッツ類はカロリーが高く、アーモンドの約55%、ヘーゼルナッツの約75%は脂肪です。
でも、実験したところアーモンドでダイエットに成功する人が多くいるんですよ。
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今回、講義をしてくれた井上先生の井上研究室によるとBMI24以上の健常な成人男女20人を対象として毎日25gのアーモンドを摂取してもらい(食生活は今までと変えず運動も特になし)、6か月後に健診を行ったところ、[br num=”1″]
体重は平均でマイナス3.4kg、ウエストは平均でマイナス1.9cmという結果が出ています。[br num=”1″]
まだ、研究段階でアーモンドと痩せる効果についての因果関係ははっきりしていないそうですが、今後研究が進めば、アーモンドのどういった成分がどう作用しているのかが分かってきそうですね!
[speech_bubble type=”ln” subtype=”L1″ icon=”isha.jpg” name=””] アーモンドは1日25gでダイエット効果が期待できるかも?[/speech_bubble]
アーモンドの食物繊維を活かす食べ方
アーモンドに含まれる2種類の食物繊維を活かす井上先生も実践している食べ方を教えてくれました。[br num=”1″]
それが、アーモンドとヨーグルトの組み合わせ!
井上先生はナッツをハチミツに漬けたハニーナッツをヨーグルトに加えて食べているそうで、アーモンドの食物繊維がヨーグルトの乳酸菌やビフィズス菌のエサとなり菌を活性化させ より整腸作用が期待でき、ハチミツと一緒に食べることでアーモンドの消化を助ける効果が期待できるそうです。
アーモンドで二日酔い防止
アーモンドには2つの食物繊維以外にも注目の成分が含まれています。
それが、肝臓の働きを助け二日酔い予防にも効果のあるビタミンEとナイアシンです。
肝臓を傷つける代表的なものとして活性酸素がありますが、アーモンドには活性酸素の働きを弱めるビタミンEが豊富(100gあたり29.8mg)に含まれています。[br num=”1″]
ビタミンEは油に溶ける性質がありますが、肝臓は油で出来ている臓器なのでビタミンEを摂取すると肝臓全体に広がり、アルコールを飲んだ後にくる活性酸素から守ってくれます。[br num=”1″]
さらにナイアシンは二日酔いで頭が痛くなったり気分が悪くなってりする原因になる有害物質アセトアルデヒドの分解を助ける働きをしてくれるので、まさにアーモンドはお酒のおつまみにピッタリな食材と言えますね!
[speech_bubble type=”ln” subtype=”L1″ icon=”isha.jpg” name=””] お酒を飲む30分前にアーモンドを食べておくと効果的ですが、2時間の飲み会などでは開始直後から食べておくと後の方のお酒でナッツの効果が出てきますよ。[/speech_bubble]
マカダミアナッツで肌に良い脂肪を補う!
マカダミアナッツにはパルミトレイン酸という物質が含まれていて、これは元々、赤ちゃんの肌に沢山含まれている物質でエラスチンやコラーゲンといった肌表皮の下にある良質な脂肪を形成するのに役立ちます。しかし、年齢を重ねるごとに段々減っていってしまい、加齢を感じる弾力のないお肌になっていってしまうんです。
パルミトレイン酸はマカダミアナッツのほかにも、いわしや牛肉(サーロイン)、まぐろ(とろ)、うなぎなどにも含まれているのですが、マカダミアナッツの含有量はダントツに多く含まれています。
[speech_bubble type=”ln” subtype=”L1″ icon=”my.jpg” name=””] 確かにお肌に良さそうな成分ですが、ナッツを食べ過ぎるとニキビなどの原因になりませんか?[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”ln” subtype=”R1″ icon=”isha.jpg” name=””] カロリーや脂肪が多いので食べ過ぎには要注意です。1日に5粒くらいが目安ですよ。[/speech_bubble]
くるみの油は血管をキレイ!
クルミには血管をキレイにしてくれるオレイン酸とα-リノレン酸が含まれていて、α-リノレン酸の含有量は他のナッツと比べても飛び抜けて多く含まれています。[br num=”1″]
α-リノレン酸には血栓(血液が何らかの原因で血管内で塊になったもの)を作りにくくする効果があり、体内に入ると青魚に多く含まれる油(EPAやDHA)に変化して血管を柔らかくして広げてくれるので血管が詰まるのを防いでくれます。[br num=”1″]
クルミに含まれるα-リノレン酸は体内に入ると青魚に多く含まれる油(EPAやDHA)に変化しますが、厚生労働省が発表しているEPA・DHAの1日の目安摂取量は成人で約2g。イワシだとおよそ2尾、サバだと半身食べなければ、この量を摂取できません。それに比べてクルミなら10粒でその量を摂取出来てしまいます。[br num=”1″]
また、クルミに含まれるオレイン酸には悪玉コレステロールを減少させてくれる働きがあります。[br num=”1″]
[speech_bubble type=”ln” subtype=”L1″ icon=”isha.jpg” name=””] クルミの1日の摂取量の目安は10粒です。[/speech_bubble]
井上先生オススメ・くるみ豆腐
井上先生が、くるみに含まれる油を活かした特製くるみ豆腐を紹介してくれました。くるみの油の成分が豆腐のたんぱく質をより吸収しやすくし、キレイでしなやかな血管を作る作用が期待できるそうです。
上にのせているクルミはハチミツ漬けした物でハチミツに漬けることでクルミが柔らかくなり吸収しやすくなります。