おやさいクレヨンvegetabo・規格外野菜や廃棄部分を有効活用した味わいのあるクレヨン-未来シアター

11/14、未来シアターで廃棄野菜を利用した「おやさいクレヨンvegetabo」開発者、木村尚子さんが紹介されました。

日本有数の農業県である青森では、農業が盛んな一方問題もあります。それは売り物にならない規格外の野菜。
ところが、それら規格外の野菜を捨てずに有効活用してクレヨンを開発している女性がいるというのです。

おやさいクレヨンとは

例えばニンジンは細断し、乾燥させて粉末化して米ぬかを原料とする油とワックスを加えて型に流し込んで固め、成形すれば本物の色を持つ野菜のクレヨンが完成します。

そのクレヨンを使って描くと野菜本来の色を楽しめるだけでなく書いた紙に顔を近づけるとその野菜の香りまで感じることが出来るんです。

やさいクレヨンには、ニンジンの他にもキャベツ・ほうれん草・ネギ・長いも・とうもろこし・かぼちゃ・唐辛子・山ぶどう・栗・竹炭などがあり、使った素材がそのままクレヨンの色の名前になっています。

そんな斬新なクレヨンを編み出し開発したのは木村尚子さん。同じ素材でも季節によって色が違うというものも商品としたあってもいいんじゃないかと思ったと木村さんはいいます。

規格外の野菜だけでなく出荷する野菜だとしても不要な部分は存在します。
たとえばネギなら先端部分や根などは切り落として出荷されますが、その不要な部分からネギのクレヨンは作られます。キャベツも外側の葉は出荷されないので残るのですがその量はある1軒の農家さんだけで1トンもの量。
これもクレヨンにすれば廃棄物ではなく立派な製品になるんです。

長いもも加工する際に出る皮などの不要な部分をクレヨンに出来、長芋クレヨンの白は普通の白とは違い味わいのある柔らかな白色を発色してくれます。

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おやさいクレヨン開発のきっかけ

シングルマザーの木村さんはある時、娘さんからクレヨンで書かれた手紙をもらいそれを見たのがきっかけで「今までにない安心安全なクレヨンを作ろう」と思い立ちました。
でも初め考えた時は赤もないし青もないしで絶対こんな商品受けないと思ったりクレヨンの職人さんにも商品化するのは難しいと言われたりして出口が見えず迷走していたそうですが、娘さんの応援を思い出しついに試作品が完成。
販売したところ、わずか2週間で完売してしまったんだそうです。

子供がいるからこそ考えつくアイデアや考え方が必ずあると、お子さんの存在の大きさを改めて認識しているようでした。

今後のおやさいクレヨンの今後

木村さんがこの秋、目を付けたのはカシス。カシス農家の方によるとカシスのピューレを作る時にはカスを取り除くため、それがどうしても残ってしまうそうでそれをクレヨンにすることを考えました。
カシスは青森でリンゴと並んで国内生産量1位の農産物なので、その廃棄量は当然多いです。試行錯誤を重ねて完成したカシスのクレヨンはまさにカシス色でしたね。香りも良さそうです。
今後も木村さんは色々な野菜や果物を使ったクレヨンを作り、いつか日本全国各地の特産農産物を使ったクレヨンを作りたいそうです。

子供の情操教育にもとても良さそうな「おやさいクレヨンvegetabo」!日本の農家さんの救世主にもなりそうですね☆

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