カルシウムが40倍!骨まで食べられる干物「まるとっと」ガイアの夜明け
2015年1月6日、ガイアの夜明け【魚の価値を高める!驚きの技術】で骨まで食べられる干物「まるとっと」が取り上げられました。
「まるとっと」は、カルシウムを従来の干物に比べ40倍も摂取でき、非常に簡単に食べられ、日本人の魚離れが進む中で画期的な干物として注目されています。
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消費者の魚離れが進む中、開発された「まるっと」
魚離れは「調理が面倒」、「骨を取るのが面倒で食べづらい」というのが一因になっているようで、それに伴って魚の干物の生産量も年々減少していっています。
そんな中、食べやすくて栄養もとれる画期的な干物を作り魚の消費を増やそうとする動きが始まっているんだそうです。
愛媛県伊予市にある介護施設に昼時にお邪魔すると皆さん昼食を摂ろうとするところでした。この日のメインは骨付きのアジの干物。
干物の骨は喉に刺さることがあるため通常、介護施設ではあまり出さないといいます。
ところがこちらの施設のお年寄りは、その干物に頭からかぶりついていました。
お話を伺うと「骨は何とも思わないですね。」とか「こういう作り方をしてくれたらなんぼでも食べられる」などと言い、皆さん嬉しそうに食べていました。
このお年寄り達が食べていたのが、骨まで食べられる干物「まるとっと」。
骨まで食べられるので従来の干物と比べ40倍のカルシウムが摂れるんです!
もっと骨付きの魚を食べてもらう目的で開発
この画期的な干物「まるとっと」を開発したのが株式会社キシモトの専務・岸本賢治さん(74)。
キシモトは、愛媛県東温市にある会社である干物加工をしている会社です。
良質な地下水があるこの地でアジやホッケなど1日3万匹を干物にしています。
キシモトの工場の奥には見慣れない機械「高温高圧釜」がありました。
岸本さんによると、この高温高圧釜の中で高温の蒸気を循環させながら圧力をかけることでで骨まで食べられる魚ができるのだそうです。
作り方は通常の干物をそのまま真空パックにしてそれを釜に入れ温度と圧力かけていきます。
ポイントは骨がやわらかくなる最適な温度と時間を見極めること。
この条件を少し間違えると柔らかくなりすぎたり、骨が硬過ぎになってしまったりするので魚の種類や大きさによって温度を微妙に調整して作られています。
こうして出来上がった干物は指で押すだけで簡単に崩れるほどに柔らかく仕上がっています。
こんなに骨が柔らかくなっていたら身もボロボロなんじゃないかと思ってしまいますが、骨はやわらかくても身は弾力を保っているという微妙なバランスが「まるとっと」のすごさ!
「まるとっと」の開発は愛媛県産業技術研究所とキシモトなどが共同開発プロジェクトで行い、子供や高齢者などに健康のためもっと骨付きの魚を食べてもらうのが目的でした。
このプロジェクトを手掛けるまでは岸本さんは骨を取り除くことばかりを考えていて骨ごと食べられる魚という発想は全く持っていなかったんだそうですが2011年に商品化に成功しました。
「まるとっと」は骨まで食べられるのはもちろん電子レンジで加熱するだけで食べられるという手軽さも魅力の商品です。
岸本さんはハワイの物産展でもマヒマヒ(日本ではシイラで知られている)を「まるとっと」にしたものにバジルソースをかけることで販売に成功し、今後も販路拡大を目指しています。
非常に簡単に調理ができて早く食べられて、美味しく、日持ちがしてカルシウムをたっぷりと摂れる「まるとっと」!
私も魚の骨取りは面倒でできれば避けたいタイプなので、ぜひ一度試してみたいなと思いました。
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タグ:ガイアの夜明け
昨晩ほっけをいただきましたが量多いですね。
ごはん余ってしまって。工場のお仕事たいへんなんでしょうね。
重い物運んだり、パンツまで水に濡れたり。
塩味だけでいいですよ。バジルまでなくても
匿名さん
せっかくコメントいただきましたが、残念ながら当ページは商品を紹介するページで製造会社のページではありません。
まるとっとを召し上がったんですね!バジル味は海外では人気らしいですよ^^