こめ油の効果効能と摂取法!摂取量は?コレステロール減少&動脈硬化予防!家庭の医学
10/20、たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学 名医が認めた医食同源SPで動脈硬化を予防する効果あり!と医学会で認められた「こめ油」が紹介されました。
動脈硬化の主な原因は脂っこい食事のとりすぎと喫煙など生活習慣の乱れということで、喫煙者である私も気になるところ(もちろん禁煙できれば一番いいですが・・・)。
そこで早速こめ油を注文し、食べてみましたが本当にまろやかでクセがなくて美味しい油で、何にでも使えそうです!
ということで、今後自分が毎日摂取するためにも健康効果や摂取方法などをまとめてみました。
もくじ
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こめ油に含まれる注目成分
こめ油の原料は米ぬか。
米ぬかは、収穫した稲を玄米から白米に精米する際に取り除かれる部分のことで、腸の働きを良くする食物繊維など豊富な栄養素が数多く含まれているのですが、実はもう1つ特別な栄養が含まれているんです。
それが今回注目のガンマ・オリザノール!
ガンマ・オリザノールとはポリフェノールの一種で優れた抗酸化力を持ち、その高い栄養効果から医薬品やサプリメントとしても使用されている栄養素。
次の項目では米ぬかに含まれるガンマ・オリザノールについて見ていきます。
ガンマ・オリザノールの効能
前項でガンマオリザノールはポリフェノールの一種で優れた抗酸化力を持っているといいましたが、一体このガンマ・オリザノールを摂取するとどういった効果があるのでしょうか。
東京医科大学病院 糖尿病・代謝・内分泌内科主任教授で高コレステロール血症や糖尿病など生活習慣病の患者を1万人以上治療してきた血管のスペシャリストである小田原 雅人教授によると、こめ油が動脈硬化予防にある程度効果がある可能性があるとのこと。
ガンマ・オリザノールは摂取することで腸の中で食べ物に含まれているコレステロールの過剰な吸収をブロックし、血液中にコレステロールがたまるのを防いでくれる働きがあり、その結果、コレステロール値を低下させ、動脈硬化を予防してくれるんです。
ちなみに番組で紹介された山形の工場で作られている「こめ油」1本600gを作るのに必要な玄米は なんと43kgで米ぬか4.3kg分にも及びます。
つまり、こめ油は玄米を食べるより効率的にガンマ・オリザノールを摂取できる優れものというわけです!
ガンマ・オリザノール以外にも嬉しい豊富な栄養素を含む
こめ油にはガンマ・オリザノールのほかにもビタミンEが比較的豊富に入っています。
ビタミンEは他の食用油にも含まれているんですが、こめ油に含まれているビタミンEには動脈硬化を防ぐ可能性がある抗酸化作用が強いビタミンEが多く含まれているんです。
実はビタミンEにはさまざまな種類があり、こめ油に多く含まれているのは俗にスーパービタミンEと呼ばれるもので、他の一般的な食用油に含まれるビタミンEに比べ、なんと40~60倍の抗酸化作用があることが分かっています。
アメリカの「こめ油」臨床研究
アメリカで行われた ある臨床研究では高コレステロール血症の患者50人を2つのグループに分け、片方だけに こめ油を摂取してもらったところ、なんと悪玉コレステロールであるLDLコレステロールの値が20.6%も低下したことが確認されました。
このことが動脈硬化予防にいいと「こめ油」が注目されるきっかけに!
ちなみに こめ油を製造している工場で働いていて、よく こめ油を食べているという40代以上13名の方々の血管年齢を調べてみたところ、なんと13名中10名が実年齢よりも血管年齢が若いという結果になりました。
動脈硬化が始まっているはずの中高年世代にもかかわらず大部分の方の血管が健康だというのは、素晴らしいですよね!
やはり、こめ油には血管を若く保つ効果が期待できるようです!!
こめ油の摂取法(使い方)
ここからは日ごろから皆さんが実際の料理に「こめ油」をどのように使っているのか、見ていきます。
こめ油工場のある天童市では、こめ油についてもっと知ってもらい、健康的な生活を送ってもらいたいという思いから年に一度、こめ油のイベントが実施されていて、そのフォーラムに参加したご家庭などで、こめ油料理を見せてもらいました。
こめ油は加熱してもOKなので、色々な料理に使えるのがいいですね!!
こめ油でご飯を炊く
こめ油歴1年の細谷玲子さんのお宅で使い方を拝見。
ちなみにお2人の血管年齢は55歳の玲子さんが30代前半、玲子さんの母親で82歳のせつさんも70代前半と優れています。
細谷さん宅では、ごはんを炊く時、釜の中に3合に対し小さじ1/3程度の「こめ油」を加え混ぜてから黒豆をプラスして黒豆ご飯を炊いていました。
もともと米ぬかから作られている こめ油は、ご飯との相性が抜群で しっとりとした旨みが加わるといいます。
さらに こめ油で炊くと冷えてもモチモチしっとりだそうです。
実際に私も白米を米油を炊く時に加えてみたら、なんだかコンビニおにぎりのような甘味のある味わいになり、とても美味しくて気に入っています。
こめ油で何でも炒める
続いても細谷さん宅。
煮物の鍋に小さじ1の こめ油を入れ、一口大に切った鶏肉とかぼちゃを炒めて煮物を作り、さらにはささがきしたゴボウもこめ油でいためていました。
こめ油の特徴はクセが無いことなので、食材の旨味をより引き立ててくれるんです。
冷蔵庫にも こめ油で炒めた あけびの皮や ししとうの醤油 こめ油炒め、きゅうりのこめ油漬け、しめじとエリンギのこめ油マリネと続々と こめ油料理が。
こめ油でゴーヤのピカタ
続いては、こめ油歴5年の大石ヨシ子さん宅。
ちなみに68歳の大石さんはほぼ年齢相当の血管の持ち主です。
大石さんが作っていたのは、ゴーヤのピカタ。
ピカタとは肉や魚などに小麦粉と溶き卵をつけソテーする料理で、大石さんは こめ油をフライパンにおよそ大さじ1杯入れ、小麦粉⇒溶き卵の順にまぶしたゴーヤ(輪切り・ワタを取る)を焼いていました。
これ美味しそうですね!ゴーヤ好きなので、今度作ろうっと!!
こめ油を食パンに塗る
続いても大石さん宅。
大石さん宅では、こめ油を焼いた食パンに塗って食べるんだそう。
こめ油の1日の摂取量は?
東京医科大学病院 糖尿病・代謝・内分泌内科主任教授 小田原先生によると、適切な量というのが今確立しているわけではないので、どのぐらいというのがはっきり言えるわけではないですが、今摂っている食用油の一部を こめ油に替えて、つまり油の量を増やさず使い、高カロリーになりすぎないように注意しながら使うのが重要だと話していました。
こめ油が体にいいと言っても、油なので摂りすぎには注意が必要ですね!
ちなみに私が購入した こめ油には1日の摂取量の目安は大さじ1と書いてあります。
こめ油の効果的な摂り方
こめ油は単体で食べてももちろん動脈硬化予防に効果的なのですが、さらにその効果をUPさせてくれる摂り方があるんです。
それはビタミンCと一緒に摂ること!
野菜に多く含まれるのはビタミンCで、ビタミンCには抗酸化作用(酸化を防ぐ作用)があって、ビタミンEとビタミンCを一緒に摂ると効果的に吸収できるということが分かっています。
ただ、ビタミンCは熱に弱いので例えばサラダに こめ油を少しかけてドレッシングとして使うというような食べ方が効果を上げるにはオススメだそうです。
こめ油を利用するときの注意点
動脈硬化予防の可能性がある こめ油はとてもオススメの油ですが、1つ注意点があります。
それは、こめ油に含まれるガンマ・オリザノールという物質はコレステロールを下げる薬としても使われていて、実際高コレステロール血症で薬を飲んでいる人はもっと効果が強い薬を飲んでいる可能性もあります。
なので、こめ油にコレステロールを下げる効果が期待できるとはいえ、医薬品ではないので、飲んでいる薬を決してやめずに こめ油は補助的に使ってください。
また、保存する時は常温で構いませんが、光の当たらない場所で保存するようにします。
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タグ:みんなの家庭の医学
米油は、サプリ式に飲んでも大丈夫でしょうか?
スプーンでどのくらいが適量ですか?
わいわいサチコさん
こめ油はサプリ的に飲むというよりは日頃のお料理に普通のサラダ油の代わりに使ったりした方がいいと思います。ダメではないと思いますが(^_^;)
サラダに掛ければいいですが、持ち歩くのにカプセルなどに入れれば、カプセルを開けてサラダに掛けるのも良し、そのまま飲めばサプリメントにもなる、米油をコーヒーなどに垂らしてもおいしく飲めるんでしょうか?
mさん
お返事が大変遅くなって申し訳ありません(>_<) カプセルに入れて持ち歩く。どうなんでしょうか、出来そうな気もしますが、油でカプセルが溶けないのかな? コーヒーに入れて飲むのは問題ないので、かけるものがない時や面倒な時に手軽に摂取するのにいいと思います。