ナノマシンで抗がん剤治療の副作用を軽減!実用化はいつ?モーニングショー

1/14、羽鳥慎一モーニングショーそもそも総研で玉川さんが、「そもそも副作用のない抗がん剤治療はできないのだろうか?」ということで最先端治療「ナノマシン」について調べていました。

私も祖父をガンで亡くしていて、抗がん剤治療で苦しんでいたのを目の当たりにしていたので、副作用のない抗がん剤治療について興味があるため、今回の情報を記事にしてみました。
抗がん剤を包んだナノマシンでガンを撃退
まず、ガンになった患者さんが癌治療前に気がかりだったことは下表のとおりです。
見てみると2番目と5番目に上げられているものに治療の副作用によるものが挙げられているのが分かります。

治療の心配の大きな部分を占める副作用を軽減してくれるというナノマシンとは一体どういうものなのでしょうか。

がん治療前に気がかりだったことは? (静岡がんセンター調べ) 
 1  病状(進行の具合、転移の有無など) 3066 
 2  治療による副作用症状や機能障害 2012 
 3 治療の効果  1803 
 4  治療費、医療費 1469 
 5 外見の変化(脱毛、傷痕など) 1375 

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なぜ副作用が起きるのか

初めの表でも分かるように癌患者さんたちは、病気の進行はもとより、副作用症状や副作用による外見の変化(髪が抜ける、痩せるなど)を気にしていることが分かります。

では、どうして抗がん剤治療で副作用が起きてしまうのでしょうか。

それは、従来の抗がん剤治療では正常な細胞まで傷つけてしまうためです。

抗がん剤というのは基本的には細胞の分裂を障害するための薬です。そのため、元々がん細胞も普通の細胞も同じ細胞で、正常細胞でも分裂は行われるため、抗がん剤の影響を正常な細胞まで受けてしまい、分裂が激しい毛根や骨髄などに副作用が出やすくなってしまうというワケです。

副作用によくある吐き気も細胞が壊れると体が「これは毒だ」と感じて「出せ」と脳が指令を出して吐き気が生じるんだそうです。

ナノマシンで副作用が少なくなる

ガンの抗がん剤治療の副作用は、患者さんを本当に苦しめますね。
では、副作用の少ない治療法はないのでしょうか。

玉川さんが調べたところ、今、副作用の少ない治療法が確立されつつあるんだそうです。

それは東京大学工学博士 片岡一則教授が開発した、抗がん剤をカプセルで包んだ「ナノマシン」です。
ナノマシンといっても機械で出来ているわけではなく、ナノは小さいことを表し、マシンは薬剤の持つ機能が機械のように作用するところからきています。

ナノマシンの大きさはウイルスと同じサイズ100ナノメートル(※100ナノメートル=1万分の1mm)以下で、特殊なポリマー(カプセル)で抗がん剤がコーティングされています。

このナノマシンを使うと、がん細胞に集中的に抗がん剤を届けることが出来、従来よりもはるかに副作用を少なく出来るのです。

ナノマシンの仕組み

ナノマシンの機能は大きく分けて2つあります。

一つ目はがん細胞に栄養を届ける血管と正常な血管の違いを利用した仕組みです。
がんに栄養を届ける血管は普通の血管と違って血管に穴が開いています。
がん細胞というのは非常に栄養を必要とするため、がん細胞の回りの血管には大きな穴が出来上がります。

その穴がちょうどナノマシンが入れるサイズなので、その穴を通ってナノマシンがガン細胞の組織に進入します。
通常の血管にも穴はあるにはあるのですが、非常に小さいのでナノマシンはガン細胞に栄養を届ける血管の穴にだけ入っていくのです。


ナノマシンの2つ目の機能は、酸性になるとカプセルが壊れ薬剤が放出されるという仕組みです。
血管から組織内に入ったナノマシンは細胞膜に包まれる形でガン細胞の中に入り、核に近づいていきます。細胞の中は核に近いほど酸性なっていてナノマシンは、ガン細胞の核に近づいた時点で薬剤を放出します。
そのため、ナノマシンは一つ一つのがん細胞の中に入っていて、効率的にガン細胞を殺していってくれるんです。

今までの抗がん剤のサイズを大きくすればいいんじゃないの?と素人考えでは思ってしまいますが、今までの抗がん剤は薬の効き目に重点を置いていて、低分子の薬剤同士を合体させていたため薬自体を大きくすることは出来なかったんだそうです。

そこで、ナノマシンがその薬剤を包み込んでガン細胞に届ける仕組みが役立ってくるという訳です。

本当に副作用が少ないのか

副作用に対してかなり期待出来そうなナノマシンですが、本当に副作用が起きにくいんでしょうか。

その臨床実験が、今、千葉県某所にある国立がん研究センター(具体的な病院名は要望により明記できません)で行われています。

臨床実験を担当している先生によると、「ナノマシンは大変よく効いている患者さんがいらっしゃるのは事実です。しかしこれは一般の抗がん剤でも時々見られることなので、臨床における最終段階の試験の結果を待たないと明確なことは言えません。ただ予想としては今の標準治療と同等か、あるいはより良い延命効果が得られることはなんとなく考えています。」ということでした。

また、副作用については「この薬剤の一番の特徴だと思います。抗がん剤には色々な副作用がありますが、あらゆる副作用が軽いという事実があります。軽くなる副作用には、脱毛が少なくなる・吐き気や嘔吐が少なくなる・腎臓毒性や神経毒性が少なくなるといったことがあります。」と話していました。

例えば、抗がん剤シスプラチン(肺がん・胃がん・食道がん・前立腺がん・卵巣がん・膀胱がんなどに適応される薬)の場合、ナノマシンでくるんだ場合は主な副作用である吐き気や嘔吐が大幅に軽減され、腎臓機能への障害も大幅に軽減されるそうです。


ナノマシンは、現在5つの薬が臨床試験に入っていて、そのうち肺がんなどの抗がん剤と乳がんの抗がん剤は最終段階の試験まで進んでいます。
ナノマシン臨床試験状況

実用化はいつ?

ほとんどの副作用が少なくなるという抗がん剤「ナノマシン」ですが、実用化されるのは一体いつ頃になるのでしょうか。

国立がんセンターの医師によると、「1年くらいじゃないかと予想している。最終段階の試験が最後なので、それで規制当局が要求しているハードルが超えられているのであれば承認申請はそんなに遠くはないと思います。」とのことでした。

また、片岡教授にナノマシンがどんな治療に使えるか伺ったところ、「がんがなぜ怖いのかというと転移するからですが、ナノマシンは診断では分からないような小さな転移まで見つけていってくれる。なので手術した後で仮に小さな転移があっても見つけて治療してくれるわけです。だから、転移で再発する可能性が下がるわけですね。」と話していました。

ナノマシンの実用化は1~2年後には承認可能な可能性が高まっているので、早く実用化されて患者さんの負担が少しでも軽くなることを願うばかりです。

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