血管を若返らせる黒千石大豆!北海道北竜町で栽培される幻の大豆-主治医が見つかる診療所
1/5、主治医が見つかる診療所・健康寿命を延ばすプロジェクト第二弾として血管を若返らせる幻の大豆「黒千石大豆」が紹介されました。
もくじ
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幻の大豆・黒千石大豆とは
血管を若返らせる効果のある幻の大豆は北海道北竜町で採れる
「黒千石大豆(くろせんごくだいず)」!
黒千石大豆は一般的な大豆と比べると大きさが約半分ほどと小さな大豆で、一般的な大豆は中身が乳白色なのに対し黒千石大豆は緑がかっています。
黒千石大豆は1970年代までは北海道で広く育てられていましたが栽培が極めて難しく流通させられるだけの量を収穫できなかったため、いつしか栽培する農家がなくなってしまいました。
しかしそれからおよそ30年後の2001年にタネが約50粒見つかったのをきっかけに改良を重ね、少ないながらも収穫できるまでに復活しました。
一度栽培する農家がなくなり消失したと思われていたことと収穫量が少ないことから「幻の大豆」と呼ばれているんです。
黒千石大豆の驚きの成分と効能
黒千石大豆を再度復活させる過程で黒千石大豆には驚きの成分があることが分かりました。
それを詳しく調べたのが岩手県立大学 盛岡短期大学部 生活科学科教授で医学博士の千葉啓子さん。
千葉教授によると大豆は一般的に畑の肉と言われるほど非常に栄養素にとんだ食材ですが、なかでも黒千石大豆にはアントシアニンが豊富に含まれていて、そのアントシアニンが老化を遅らせて寿命を延ばすアンチエイジングに関わるのではと考えているとのことでした。
アントシアニンはポリフェノールの一種で、ポリフェノールは野菜などの色素や苦みの成分で血管の老化原因の一つとされる活性酸素を封じ込めてくれる物質です。
さらにこの黒千石大豆に含まれるアントシアニンは脂肪の代謝を促進し内臓脂肪を減らす働きもあるんだそうです。
そして内臓脂肪が減少すると傷ついた血管を修復することから長寿ホルモンと呼ばれるアディポネクチンも増えるんです。
アントシアニンが含まれているのは黒千石大豆の黒い皮の部分で、その含有量は一般的に流通している黒豆のおよそ2倍もあるんです!
日本人の大豆(豆類)の1日の摂取量は厚生労働省の21世紀における国民健康づくり運動で100g以上を目標とするようにとなっているので黒千石大豆を含め、豆類を1日100gを目処に摂取すれば健康効果が期待できそうですね。
北海道北竜町の人々の黒千石大豆の食べ方
黒千石大豆を日常の食事に取り入れている北竜町の方々のお宅を訪問して、様々な調理法を教えていただきます。
村井さんのお宅の食べ方
黒千石大豆をよく食べているという黒千石事業協同組合 会長の村井宣夫さんのお宅を訪問し黒千石大豆をどうやって食べているのか拝見することに。
村井さんは10年間、黒千石大豆を食べ続けているそうで、その結果、血圧だけがどんどん改善されて気が付いたら医者から「村井さん、血圧の薬 飲んだんか?」と言われ、「いえ何も飲みませんよ」と答えると「血圧がこんなに下がるって今までいないな こんな患者」とまで言われたんだそうです。
下のグラフを見ても分かるように村井さんの5年前の血圧は上が150と高血圧でしたが現在は薬を飲まずに100近くにまで落ちています。
では一体、村井さんはどうやって黒千石大豆を日常に取り入れているんでしょうか。
まず昼食時に黒千石大豆を煎ったもの鍋で煮出して黒豆茶を作っていました。
アントシアニンは水に溶けやすいため、煮出すことで成分がしっかりと染みだしてお茶にするだけでもその有効成分を摂取することが出来るんです。
次にお茶を作った後の黒千石を溶いた卵に加えて、卵焼きにしていました。食感が楽しめるよう黒千石を多めに入れるのが美味しさの秘訣だそうです。
さらに食卓に欠かせないのが黒千石大豆の炊き込みご飯!
黒千石大豆は炊いても柔らかくなり過ぎないので炊き込みご飯にもピッタリです☆
他にも、なますに黒千石大豆を添えたものや甘煮にしたものも食卓に上り、色々な形で黒千石大豆を食べていることが分かりました。
林さんのお宅の食べ方・ワンちゃんも食べる!
次に林さんという別の方のお宅へ行って拝見すると黒千石を皮ごとすりおろした黒千石大豆のきなこをスプーン3杯分ヨーグルトに入れ、フルーツとグラノーラも加えて毎朝食べていました。
皮ごとすりおろした黄な粉はアントシアニンを余すところなく摂取できるので非常に優秀な摂取法です。
林さんは黒千石を毎朝摂取することで更年期障害のつらい症状をほとんど感じないんだそうです。
また林さんのお宅ではワンちゃんのご飯にも黒千石きなこをまぶして与えていて、12歳になってだんだん鼻が白くなってきていたのですが与えるようになってから鼻が黒々としてきたんだそうです!
これは我が家を含め、ワンちゃんがいるご家庭には朗報ですね!
永井さんのお宅の食べ方
続いて10年前から黒千石大豆を作っている黒千石大豆農家の永井さん宅を訪問しました。
永井さんもずっと黒千石大豆を食べているおかげで血圧が下がった一人で180あった血圧が今は140を切るほどに下がったんだそう。
永井さんのお宅の定番メニューは黒千石大豆の太巻き寿司。アントシアニンが染み出た紫色の酢飯が色鮮やかで美味しそうですね♪
他にも黒千石大豆のきな粉をまぶした黒千石大豆のきな粉餅や黒千石大豆の豆腐に醤油で炒めたネギと挽き肉と茹でた黒千石大豆をトッピングしたものなど食べていました。
番組内で紹介された黒千石大豆を使った料理の詳しいレシピは下記よりご覧いただけます。
【北竜町】北竜町のお母さん・お父さんによる黒千石大豆レシピ – オープンカーで風を感じながら
黒千石大豆を使ったレシピ
お医者さんの総括
アントシアニンにも色々な種類がありますが、黒大豆に含まれるアントシアニンはC3G(シアニジン 3-グルコシド)といい、脂肪を燃焼させ内臓脂肪を減らす効果があります。
内臓脂肪が減ると長寿ホルモンと呼ばれるアディポネクチンが増え、その結果、血管の老化を防いだり血圧を下げたり血糖を下げたりという効果を生み出してくれるので黒千石を食べると次々に嬉しい相乗効果が期待できるという訳です。
アントシアニンなのでもちろん目にもとってもいいんだそうです!!
私も北海道民なので黒千石は何度も食べたことがありますが、普通に美味しいというだけで健康にこんなにいい効果があるなんて知りませんでした!
これを機会に積極的に食べたり飲んだりしてみようと思います☆
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