きび酢の効果効能とレシピ!血圧を下げ美肌にも!糖尿病などの万病予防にも!
7/4、主治医が見つかる診療所で与論島の人々が愛用している『きび酢』が紹介されました。きび酢には動脈硬化を予防したり、血圧を下げたり、美肌になったりと、健康や美容にとてもいい様々な成分が含まれているということで、夏の暑い時期にもピッタリな ちょい足し食材なんです!
きび酢について紹介してくれたのは九州・沖縄食材のスペシャリストで農学博士の吉元誠先生で、きび酢は主治医が見つかる診療所のレギュラードクターである丁医師も以前から愛飲していて、丁医師の場合、お酒の代わりに『きび酢』を飲んで、お酒の量を減らすのに成功したんだそうですよ!
与論島に住んでいる現地の方もお酒の代わりに飲む人がいるそうなので、ついついお酒を毎日飲んでしまうというひとも休肝日を作るのに『きび酢』を代わりに飲むというのは良さそうですね!
もくじ
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きび酢の健康効果
吉元誠農学博士によると きび酢にはカリウム・鉄・カルシウムなどのミネラルがたっぷりと含まれています。
カリウムは、体内の塩分を体外に排出し血圧を下げる働きがあり、きび酢には他の穀物酢の約10倍ほど含まれています。
鉄は、貧血予防のほか健全な体の成長を促す働きがあり、お肌に重要なコラーゲンを生成するためにも鉄が必要になるので、美肌効果も!鉄も通常の穀物酢の約10倍ほど多く含まれています。
カルシウムは、言わずと知れた骨を作るのに必要な栄養素ですが、これも一般的な穀物酢の約15倍も含まれています。
きび酢にはミネラル成分がとっても豊富ですが、その他にも美容と健康に嬉しいポリフェノールも多く含まれていて、その量は米酢の約7倍にもなります。
ポリフェノールにはガンの原因となる活性酸素(体内の細胞を老化させる物質)を打ち消す作用があるので、活性酸素が原因で起こると言われる老化・シミ・ソバカス・動脈硬化・糖尿病・ガン・認知症などの予防にも大変役立ちます。
事実、きび酢をよく摂取している与論島では人口10万人あたりの100歳以上の人数が全国平均(H27年厚生労働省発表)では48.45人なのに対し、与論町(H26年10/1現在の与論町人口推計から算出)では247.76人と全国平均のおよそ5倍にもなっています。
サトウきびには他にも皮の表面に付いているオクタコサノールという成分が含まれていて、運動機能向上やコレステロール値低下作用も期待できます。また、カリウム・鉄・カルシウムのほかにも注目すべきミネラルが入っていて、それはマグネシウムなんですが、これは通常の酢よりも2倍ほど含まれています。
マグネシウムが含まれていることでカルシウムをしっかりと骨に誘導してくれる働きも期待できます。
気になる摂取量ですが、一般的に1日の理想の摂取量は大さじ1~2杯と言われていますが、胃に異常を感じたりしなければ多めに摂っても問題ないと思います。
きび酢の作り方
きび酢作りについて教えてくれたのは、健康効果の項目に掲載してあるきび酢を作っている よろん島きび酢本舗の取締役 喜山弘充さん。
きび酢を作るには、まずサトウきびを手作業で刈り取り、機械でサトウきびからジュースを絞り出し、アクを取りながら煮詰めて糖度を調節します。
出来上がった汁を壺に入れるときび汁が発酵してアルコールになり、あとは与論島に浮遊する酢酸菌が酢に変えてくれるのを待ちます。
1年壺で発酵させた後は、約2年地中に埋めたタンクで寝かせて、やっときび酢の完成です。
つまり、きび酢は与論島に浮遊する酢酸菌がないと完成しないので、本土では作れず、奄美群島でしか作れない自然の神秘が生み出したお酢と言えます。
きび酢を使ったレシピ
与論島ではきび酢を使った色々な料理を主婦の方たちが編み出しています。また、きび酢を使った郷土料理もとっても美味しそうでした。
大根と刺身のナマシィ(なま酢)
これはご長寿で120歳まで生きるつもりと語っていたおばあちゃんが篠山さんに作ってくれた郷土料理のなま酢です。
暑くても食がすすむ一品ですね!
- 材料
-
きび酢
大根
キュウリ
カツオ
マグロ
【作り方】
- 大根を5mm幅くらいの細切りにし、キュウリは薄い輪切りにする。
- カツオとマグロを食べやすい大きさにカットしたら野菜と合わせ、きび酢をかけて完成!
常備用きび酢
きび酢と水を2:8の割合で割り、ペットボトルに入れて冷蔵庫に常備し、毎朝欠かさず飲んでいる67歳の男性もいました。
この方はきび酢の効果なのか歯がとっても丈夫で全部自分の歯。しかも血圧も正常で120をキープしているんだとか。
きび酢ちょい足しレシピ
【味噌汁】
鍋に湯を沸かし出汁などを取ったらきび酢を加えて再び沸いたら、豆腐などの具を加え、味噌を溶かして最後にモズクを加えて完成!
ポイントは味噌を入れる前にきび酢を入れることだそうです。
【すし飯】
すし飯を作る時も普通の酢の代わりにきび酢を使っていました。
【納豆】
ネギを加えた納豆にきび酢を加えていました。糸引きが少なくなり、納豆臭さも減り食べやすくなるんだとか。
【刺身】
与論島では酢を使う文化が根付いていて、刺身もきび酢をつけて食べるのがポピュラー。
きび酢バナナ酢レシピ
きび酢バナナ酢は水で割って飲んだり、ヨーグルトにかけたりしていただきます。牛乳で割ってバナナ酢牛乳にするのもオススメ。
3日たったバナナ酢はこんなに真っ黒でコーヒーのような色になります。
- 材料
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バナナ 3本
黒糖 300g
きび酢 500ml
【作り方】
- バナナを1cm程度の厚さに切る。
- 保存容器にすべての材料を入れ、密閉したら常温で3日間寝かせる。
- バナナは真っ黒になったら取り出せば完成!
バナナ酢牛乳のかき氷レシピ
きび酢バナナ酢を牛乳で割ってバナナ酢牛乳を作ったら製氷皿に入れて凍らせ、かき氷にするだけ。
試食した篠山さんも「めっちゃ旨いっすね!きび酢の酸っぱさとバナナの甘みと香りがものすごいバランス良く両方ともしっかり口の中で広がるから暑い夏には最強のデザートになりますね。」とコメントしていました。
ゴーヤの肉詰め甘酢あんかけレシピ
子どもがゴーヤを食べやすいようにと考えられたレシピだそうです。あんの材料は詳しくは紹介されませんでしたが、普通に甘酢あんを作る時の酢の代わりに きび酢を使えば良さそうですね!
- 材料
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豚ひき肉
玉ねぎ
ショウガ絞り汁
塩
コショウ
ゴーヤ
片栗粉
【甘酢あん】
鶏がらスープ
きび酢
砂糖
水溶き片栗粉
など
【作り方】
- 豚ひき肉に みじん切りにした玉ねぎ・ショウガ汁・塩・コショウを加えて捏ねる。
- 真ん中をくり抜いたゴーヤに詰める。
- 適当な厚さに切り、片栗粉をまぶしたら160℃の油で揚げる。
- 甘酢あんの材料であんを作り、揚げたゴーヤにかければ完成!
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