腸内フローラを増やす方法・エクオールで老化防止!短鎖脂肪酸が肥満を改善!

2/22、NHKスペシャルで腸内フローラ 解明!驚異の細菌パワーという特集がありました。
腸内フローラ

美容と健康を保つ知られざる仕組みが私たちの体の中に秘められていました。
栄養を吸収する腸の中には実は目に見えない小さな生き物たちが住んでいます。

私たちの腸で暮らす100兆匹以上もの細菌たち、これらは総称して「腸内フローラ」と呼ばれています。
フローラとはお花畑という意味で個性豊かな菌たちが暮らす腸の中のお花畑です。
その腸内フローラの研究が今医療を大きく変えようとしています。

腸内フローラに関しては6/1に主治医が見つかる診療所で、9/1には家庭の医学でも食事法などが、2016/3/9にはモーニングショーでも腸内フローラ活性法としてドリンクや体操が紹介されました。宜しければそちらの記事も参考にどうぞ。

腸内フローラのバランスが崩れているかのチェック法については、お通じの状態で腸内フローラ簡単チェックでチェックできます。


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腸内フローラとは

腸内細菌の遺伝子解析の第一人者である東京大学教授の服部正平さんが腸内フローラについて説明してくれました。

私たちの体の中には皮膚とか口の中とか色々な所に細菌が住み着いていますが、中でも腸の中に住む腸内細菌は一番数が多いんです。
その数、なんと100兆以上!

その腸の中の細菌の生態系全体を指して腸内フローラと呼んでいて、腸の中に地球が一つ分の生態系が入っているという感じで考えてもいいそうです。

腸内細菌の種類は人それぞれ違っていて毎日毎日少しずつ変化するんですが、大きくは変化せずだいたい死ぬまで一生涯その人はその人の腸内フローラのタイプを持つんだそうです。

腸内フローラは毎日増殖して増えた分はうんちとしてでていくそうで、うんちの半分ぐらいから1/3ぐらいは実は腸内細菌の固まりなんだそうです。
重さに換算するととお腹の中には1キロから2キログラムぐらいの腸内細菌が住んでいるそうですよ!

お通じの状態で腸内フローラ簡単チェック

2015/9/1、家庭の医学では腸内フローラのバランスの崩れをチェックできる簡単な方法が紹介されました。
下記の4つのチェック項目にいくつ当てはまるか答えるだけで簡単に分かるのでやってみてください。

1つでも当てはまる方は腸内フローラのバランスが崩れている可能性があり、要注意です。

  • 3日以上お通じがないことがある。
  • お通じの時間はバラバラ。
  • お通じに3分以上かかる。
  • 柔らかい便がよく出る。

腸内フローラと肥満の関係

腸内フローラは私たちの全身の健康と切っても切れない関係にある事が分かってきました。
腸内細菌が全身に影響を与える。
それを世界に知らしめたのは肥満に関するある研究でした。

発表したのはワシントン大学の医師で生物学者のジェフリー・ゴードン博士。
ゴードン博士は、腸内細菌の研究で世界のトップを走る科学者です。

博士はマウスを使った大胆な実験を行いました。
ある装置を使って完全な無菌状態で育てたマウスに肥満の人と痩せた人の腸内細菌を移植したのです。
そしてエサや運動量など同じ条件で育てたところ驚きの結果が現れました。

それは脂肪の量の変化です。

痩せた人の菌を与えたマウスは変化なしだったのですが、肥満の人の腸内細菌を与えたマウスはどんどん脂肪が増え太ってしまったのです!

何度同じ実験を繰り返しても肥満の人の腸内細菌をもらったマウスは太るのです。

この結果を受け研究したところ肥満の人の腸内ではある種の細菌が少ない事が分かりました。それが肥満の原因だったのです。

肥満の人は腸内のバクテロイデスという菌が少ない

肥満の人の腸内で少なくなっていたのはバクテロイデスなどの菌で、こうした菌に肥満を防ぐ働きがあったのです。

腸内細菌は私たちが食べたものを分解しそれを栄養にして生きています。
その時腸内細菌はさまざまな物質を出します。
腸内細菌が出す物質が私たちの体にとって重要な働きをしている事が分かってきました。
バクテロイデスが出すのは短鎖脂肪酸で、これが肥満を防ぎます。

もともと肥満は脂肪細胞が脂肪を取り込む事で起き、血管を流れる脂肪を取り込み続けどんどん巨大化するため太ってしまうのです。

バクテロイデスが出した短鎖脂肪酸は腸から吸収され血液中に入り全身に張り巡らされた血管を通して体の隅々まで運ばれていきます。
この短鎖脂肪酸が脂肪細胞に働きかけると脂肪の取り込みが止まり、余分な脂肪の蓄積を抑え肥満を防ぐのです。

さらに短鎖脂肪酸にはもう一つ別の役割があり、それは筋肉などに作用し脂肪を燃やす働きがあり、これも肥満を防ぎます。
脂肪の蓄積を減らし脂肪に消費を増やす。つまり全身のエネルギーのコントロールを腸内細菌が行っていたというわけです。

短鎖脂肪酸を増やすには?

短鎖脂肪酸を腸内細菌に作らせるには水溶性食物繊維を腸内細菌に餌として与える必要があります。

水溶性食物繊維といっても色々種類がありますが、国内で利用されているものの中ではグアーガム酵素分解物が短鎖脂肪酸増加には一番有効であると言われており、グアーガム酵素分解物とはインド・パキスタン地方で栽培されている「グァー豆」からとれる水溶性食物繊維のことです。

太陽化学から発売されているサンファイバーは水に溶ける天然グァー豆の食物繊維で作られており、腸内細菌のエサとなって短鎖脂肪酸を作ってくれます。

水溶性食物繊維を摂取しても肥満が解消できない場合、短鎖脂肪酸を作り出してくれる腸内フローラのバクテロイデスを持っていない可能性も考えられます。

腸内フローラにバクテロイデスがいない場合でも腸内フローラを介することなく短鎖脂肪酸のパワーを発揮してくれる健康補助食品も発売されています。
エコサンテ液は短鎖脂肪酸そのものを大量摂取できます。

エクオールで老化防止!更年期障害も!

短鎖脂肪酸以外にも腸内細菌が出す物質が数多く発見され始めていて、そうした物質がさまざまな効果をもたらしている事が分かってきました。

老化の防止もその一つです。
藤田保健衛生大学 皮膚科医の松永佳世子さんが腸内細菌が作る物質が肌の若さを保つことを実証しました。

その腸内細菌は女性ホルモンに似たエクオールという物質を出します。
実験では更年期の女性67人にエクオールを飲んでもらい追跡調査しました。

するとエクオールを飲んだ人はシワが浅くなっていったのです。
目尻のしわの深さのグラフ
腸内細菌が作るエクオールが肌の張りを保つコラーゲンを増やしたと考えられています。
コラーゲンは線維芽細胞という細胞が作るものですが、エクオールが線維芽細胞の働きを上げて肌の張りを深いところで与えるようなものが増えてくるという風に考えられるそうです。

更にエクオールには更年期の女性を悩ます顔のほてりや骨密度の低下を防ぐ力も報告されています。

腸内フローラにエクオールを生成してくれる細菌がいない場合でもエクオールを含む自然由来の商品が大塚製薬から売り出されているので、これを活用するという手もあります。

エクオールを作れる腸内細菌を持っているのかチェックしたい!

シワなどを改善できるエクオールという物質を作ってくれる腸内細菌ですが、東京大学の服部教授によると持っている人と持っていない人がいるとのことでした。
女性ならきっと腸の中にいてくれていると信じたくなる菌ですよね!

でも信じていてもいるかどうかはチェックできないし・・・と思ったのですが調べてみると、エクオールを作ってくれる腸内細菌を持っているのか持っていないのか調べるキットが売られていることが分かりました。

それが株式会社ヘルスケアシステムズから発売されているソイチェックという商品。

尿検査でエクオールを作れる細菌を持っているか持っていないか調べることが出来るようになっていて、採尿して送ると10日ほどで検査結果が返ってくるそうです。
これは是非ともやってみたい検査ですよね!!

もしエクオールを作ることが出来る菌を持っていれば納豆など大豆食品を積極的に食べるようになりそうです^^

腸内細菌を増やす食物繊維を食事から摂る方法

ここまで話を聞くとバクテロイデスとエクオールなどの物質を作ってくれる腸内細菌を増やして健康&美しくになりたい!と思っちゃいますよね。
では、腸内細菌を増やす方法はあるんでしょうか。

東京大学の服部教授によると、腸内細菌を増やすには食物繊維を摂取することが重要だそうです。

食物繊維は腸内細菌のエサになるんですが、最近私たちは食物繊維をとるのが非常に少なくなっていて日本人は基準量にも達していません。
そうすると結局エサが減ってくるので腸内細菌は数が増えられないため、パワーが落ちてしまい効果を発揮できなくなってしまいます。

なので、お腹の細菌たちが元気に育っていけるようにエサをあげる感覚で食物繊維を食べるといいですね!

シワを改善したエクオールという物質も大豆を腸内細菌が分解して出来るものなので、大豆製品を多く摂取することが重要です。

腸内細菌のエサとなる食物繊維

  • ごぼう、たまねぎ、アスパラガスなどの野菜
  • 納豆、大豆などの豆類

実際の医療現場で腸内フローラが活躍!

今この腸内フローラが医学の世界に革命を起こしているそうで腸内フローラの秘められたパワーが実際の治療に生かされ始めています。

糖尿病を腸内フローラの力で改善

アメリカ政府が支援するベンチャー企業の研究室。
ここでは腸内フローラで糖尿病を治すという全く新しいタイプの薬を開発しています。

糖尿病は血糖値の調節に欠かせないインスリンが出にくくなる病気です。
その原因として腸内細菌が作る短鎖脂肪酸が関係している事が分かってきました。
短鎖脂肪酸の量が減るとインスリンの分泌も減ってしまうのです。

それではその短鎖脂肪酸を増やすにはどうすればよいのか。
この企業では短鎖脂肪酸を作る細菌を増やそうと考え、菌を増やす効果があるポリフェノール(ブルーベリー由来)と食物繊維(穀物由来)などの成分を配合して薬を開発し臨床試験を行いました。

試験を行ったのはルイジアナ州州立大学の糖尿病の専門医フランク・グリーンウェイさんで彼は糖尿病の研究でアメリカをリードする1人です。
フランク先生は患者にこの薬を飲んでもらい腸の中で短鎖脂肪酸を作る菌を増やします。

2週間後、食事のあとのインスリン量の変化を見たところ、菌を増やす薬をのんだ人は食後のインスリンが出やすくなっていました。

こうして腸内フローラの力を利用して糖尿病を改善できる事が分かったのです。

フランク先生は医学は進歩してきましたがいまだに糖尿病を克服するには至っていません。腸内フローラを変えるという全く新しい方法を見つけた事で糖尿病治療は大きく進歩する事でしょうと話していました。

腸内フローラで癌予防

人類の大敵がんの予防に腸内フローラを役立てようとする取り組みも始まっています。

がん研究会有明病院では患者や健康診断に来た人から便を集め腸内フローラを調べるプロジェクトを始め、プロジェクトのリーダーの原英二さんは がんを引き起こす腸内細菌を見つけました。

遺伝子解析の結果新種である事が分かりアリアケ菌と名付けました。
アリアケ菌が出す物質DCA、これががんの原因となります。

アリアケ菌が出す物質DCAは人の細胞に作用して細胞老化を引き起こし、その老化した細胞は発がん物質をまき散らし周囲にがんを作るのです。
この研究は科学雑誌「サイエンス」で年間の最重要項目の一つにも取り上げられ世界中の注目を集めました。

更に原先生は肥満になるとアリアケ菌が大幅に増える事も突き止めました。
これは肥満ががんに関係している事を示す重要な発見でした。

原先生は腸内細菌をコントロールする事で、がん予防が可能になってくるんじゃないかと期待していると話していました。

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