甘酒の効果的な飲み方と簡単ウーロン茶甘酒レシピ!高血圧予防・美肌・クマ改善など

3/15、林修の今でしょ!講座で、今ひそかなブームを巻き起こしている甘酒の健康&美容効果について様々な分野の名医が紹介されました。

2016/12/5のあさイチの甘酒の作り方を追記しました。

2016/7/12の白熱ライブビビットでも最強甘酒として簡単に作れるウーロン茶甘酒の作り方が紹介されたので追記しました。

甘酒と言っても酒粕から作るものと米麹から作るものの2種類がありますよね?効果別の2種類の飲み分けや、期待できる効能や飲むと効果的な時間帯なども紹介してくれたので、日頃甘酒を飲んでいる人は参考にしてみては?
甘酒
サタデープラスでも甘酒について紹介されました。手作り甘酒の作り方も紹介しています。



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甘酒が飲む点滴と呼ばれるワケ

最近人気の甘酒ですが、『飲む点滴』とも呼ばれていますよね!

点滴のように栄養素が豊富だからでしょ?と思いますが、実は飲む点滴と呼ばれるのには2つの理由があります。

まず1つ目には含まれている栄養素。

甘酒には主にビタミンB群、アミノ酸、ブドウ糖、オリゴ糖が含まれています。
これは点滴にも含まれていることが多い成分なので分かりますよね。

2つ目には甘酒の成分は体に吸収されやすいという点が挙げられます。

実際に病院で点滴をしてもらうと結構すぐに元気になってきますよね?
それと同じような効果が甘酒にも期待出来るため、飲む点滴と呼ばれているんです。

米麹の甘酒と酒粕の甘酒の違い

甘酒と一口に言っても、米麹を原料として作られるものと、酒粕を原料として作られるものの2種類がありますよね。

この二種類の甘酒の大きな違いはアルコールが含まれているかで、米麹の甘酒はノンアルコールですが、酒粕の甘酒にはアルコールが含まれています。

その他、主な効能の違いは下記の通りです。

米麹と酒粕の甘酒の主な効果の違い
米麹の甘酒 酒粕の甘酒
疲労回復
便秘解消
アンチエイジング
高血圧予防
食欲増進
糖尿病予防
ストレス緩和
貧血予防

甘酒に期待できる健康・美容効果

飲む点滴というだけあって、甘酒には色々と健康や美容に効果的な成分が含まれています。

ですが、漠然と「体にいい・美容にいい」とは分かっていても、実際には どう飲んだら一番効果的なのかや、効果を上げるにはいつ飲んだらいいのかということについては、あまり知りませんよね。

そこで、今回紹介された内容を以下にまとめてみました。

睡眠の質を上げる甘酒の飲み方

近年、筑波大学と大手メーカーの共同研究で酒粕で出来た甘酒は睡眠を良くするということが分かりました。

酒粕の甘酒のアルコール成分が睡眠に誘ってくれると思いがちですが、実は酒粕の甘酒に含まれている豊富な清酒酵母のおかげなんです。
深い睡眠
清酒酵母には深い睡眠を作ってくれるアデノシンという脳内物質を活性化する働きがあるといわれています。
清酒酵母をとったグループと とらないグループに分けて実験を行ったところ、清酒酵母をとったグループは質の良い睡眠時間が10~20%増えたという研究結果が出ています。

清酒酵母は日本酒にも含まれてはいますが、酒を絞った後の酒粕のほうの多く残るので酒粕の甘酒を飲むのが質の良い睡眠という点では効果的です。

ちなみに質の良い睡眠と声をかけられても起きない深い眠りのことで、質の良い睡眠をとると以下のような4つのメリットがあります。
質の良い睡眠がもたらすメリット
清酒酵母を含む酒粕の甘酒が睡眠にはいいということは分かりましが、どういうタイミングでどのくらい飲むといいんでしょうか?

解説してくれた今津先生によると、甘酒の成分が身体に吸収されるまでには1~2時間かかるそうで、深い睡眠をするためには寝る1~2時間前にコップ1杯(200cc)程度がオススメだそうです。

高血圧予防のための甘酒の飲み方

まず、血圧上昇を抑えるのに効果的なのは、ペプチドという成分を含む米麹でできた甘酒です。

そもそも血圧はなぜ上がるのでしょうか。
血圧
血液の中にはアンジオテンシンIというホルモンがたくさん含まれています。
このアンジオテンシンIは、普通の状態であればなんら問題ないのですがストレスや肥満、あるいは食塩をとりすぎたりするとACEという酵素が活発になり、このアンジオテンシンIというホルモンを悪いホルモンであるアンジオテンシンIIというのに変えてしまうんです。

このアンジオテンシンIIというホルモンは、血管を収縮させ、さらに本来は尿から出るはずの塩分を排出させなくする効果があり、結果血圧がだんだん上がっていってしまいます。

血圧上昇の原因が分かったところで、なぜ米麹でできた甘酒は血圧上昇を抑えてくれるんでしょうか。

それは、米麹の甘酒に含まれるペプチドの効果にあります。
このペプチドという成分は、ACEという酵素がアンジオテンシンIを悪いホルモンであるアンジオテンシンIIに変えるのをブロックしてくれるんです。
その結果、血圧の上昇にブレーキをかけてくれるというわけです。

甘酒を飲んで血圧上昇を抑制できるなんて嬉しいですね!

だいたい3か月~半年くらいで効果が出る人は出るようですが、甘酒は薬ではないので即効性があったり、必ず効くというものではないということだけは理解して薬と併用したり、悪い時には病院へ行くことも重要です。

血圧抑制に効果的な甘酒の飲み方は、皮ごとすりおろした生姜を常温の米麹の甘酒に入れて朝に飲むというもの。

生姜や生姜の皮にはジンゲロンという辛み成分が入っていて、この成分には血流を改善したり利尿作用があったりするので、甘酒のペプチド効果にプラスして血圧抑制に効果が期待できるそうで、血圧は日中に上がりやすいのでそれを抑えるため朝に摂取するのがオススメです。

米麹の甘酒は加熱しすぎると含まれている消化酵素が壊れてしまうので、常温か冷やして飲むようにします。

目の下のクマが改善できる甘酒の飲み方

続いては目の下のクマが改善できる甘酒の飲み方です。

これについては、甘酒のなんの成分による効果なのかはまだ研究中だそうですが、東京工科大学と大手メーカーの共同研究で40~60代の女性17人を対象に1か月間、酒粕の甘酒と米麹の甘酒を合わせたものを飲んでもらって調査したところ、目下のクマが改善したという研究結果が出ています。
目の下のクマ
そもそも目の下にクマが出来るのは睡眠不足などで血液の流れが悪くなる事が原因で、目の下の皮膚は薄いため流れが悪くなった血の色が見えやすいんだそうです。なので、甘酒を飲んで血流が良くなると、だんだんクマの色が薄くなってくることが考えられるといいます。

ただ、初めにも書いた通り、酒粕と米麹を合わせた甘酒のどの成分による効果なのかはまだ研究中なので、飲む量や飲む時間、合わせる割合などは不明ですが、研究結果から考えて、毎日継続して飲むとクマを改善する効果が期待できる可能性があるということは間違いないようです。

善玉菌で免疫力UPが期待できる甘酒の飲み方

米麹で作られるタイプの甘酒は、お米を麹菌によって発酵させたものですよね?
なので、とっても善玉菌を身体に取り入れやすいんです。
その結果、腸内環境が改善されて、免疫機能を高める効果も期待できるんです。

私たちの体全体の免疫細胞の約60%は腸にあるといわれていて、この腸に集まっている免疫細胞を善玉菌が活性化してくれるんですが、この善玉菌を増やしてくれる効果が米麹の甘酒に期待できるんです。
腸活
さらに米麹自体も善玉菌なので、この米麹の甘酒の善玉菌が腸に届くと腸内で善玉菌の割合が増えるため、免疫細胞の活性化がより活発になるというワケです。

免疫力UPの効果を期待したい場合は、まずは1週間継続して米麹の甘酒を飲むのがオススメで、腸内環境改善で免疫力UPということを考えると午後10時~深夜2時までに飲むのがオススメです。

肌荒れ予防に効果的!美肌になる活性酸素を減らす甘酒の飲み方

米麹の甘酒自体の善玉菌と腸内の善玉菌を増やす効果で腸内環境を改善して免疫力があがるというのは前項で書きましたが、その結果、お肌にも嬉しい効果が期待できます。

それは肌荒れ予防効果!

腸内環境が改善されることで活性酸素が減り、肌荒れ・肌の老化の予防が期待できるんです。
肌荒れ
腸の中には善玉菌や悪玉菌が共存し、少し善玉菌が多い方が体にはいいのですが、悪玉菌が増えすぎてしまうと体に悪影響を及ぼす活性酸素が増加してしまうんです。

この活性酸素は、お肌のシミやニキビの原因になってしまうものなので、つまりこの活性酸素の量を減らすことが肌を良くするためには重要というワケです。

では、ここで肌荒れ改善効果が期待できる甘酒レシピです。

肌荒れ改善には、米麹の甘酒と豆乳を1:1の割合で混ぜたものがオススメ!(好みで割合を変えてもOK)

豆乳に含まれる大豆イソフラボンという成分は抗酸化物質で、抗酸化物質は活性酸素をやっつける働きをしてくれるため米麹の善玉菌との相乗効果で肌荒れに効果を発揮してくれるんです。さらに豆乳にはビタミンB群も豊富なのでシミやシワの改善にも効果が期待できるそうです。
豆乳
形成外科医の澤田先生によると抹茶やきな粉と一緒に飲むのもおすすめで、こちらは食物繊維を補う効果が期待出来るそうです。

さらには甘酒にはトレオニン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、バリン、ロイシン、イソロイシン、ヒスチジンといった全9種類の必須アミノ酸が入っていて、これらは肌や髪などを作るのに必要な成分!

しかも!最強の抗酸化物質でアンチエイジングに効果抜群なエルゴチオネインが含まれていることも発見され、これは1g20万円ほどもする極めて高価なものなので、甘酒を飲むだけで摂取できるなら、こんなに嬉しいことはありませんね!
抗酸化物質エルゴチオネイン

髪をツヤツヤにする効果

米麹の甘酒には髪をツヤツヤにする効果も期待できます。これについては飲み方というワケではありませんが、女性は気になるところなので、ご紹介しておきます。
ツヤツヤの髪の毛
米麹の甘酒にはビオチンというビタミンの一種が含まれていて、この成分は皮膚・粘膜・髪の毛の健康を保持しコラーゲンの成分を促進してくれます。

髪のツヤに必要なコラーゲンの成分を促進してくれるので、その結果、髪の毛がツヤツヤうるうるになってくれるというワケです。

ウーロン茶甘酒の作り方

2016/7/12、ビビットで日本発酵文化協会 代表講師で甘酒レシピ本も出版している是友麻希さんが紹介してくれた超簡単な甘酒の作り方です。

ご飯を使っていないので通常の甘酒よりも低カロリーで、ウーロン茶を入れたことで利尿作用やダイエット効果も期待できます。
ウーロン茶甘酒

材料
ウーロン茶 800ml
米麹 200g

【作り方】

  1. 炊飯器の釜に米麹とウーロン茶を入れ、フタをせずにキレイな布をかぶせ、保温状態で4時間発酵させる。
  2. 4時間発酵させたらミキサーにかければ完成!

ウーロン茶甘酒ちょい足しレシピ

ウーロン茶甘酒はそのままでも色々な健康効果を期待できますが、ちょい足しすれば、もっと体に嬉しい効果を期待出来ちゃいます。

ここからはウーロン茶甘酒にちょっと食材をプラスしてその効果を倍増させる飲み方をご紹介します。

ウーロン茶甘酒+生姜

ウーロン茶甘酒100gに皮ごとすりおろした生姜(適量)をちょい足しすることで、生姜に含まれる成分が血管を広げ、血の巡りが良くなり、高血圧予防にもなります。

飲む時間などについては高血圧予防のための甘酒の飲み方の部分に書いてあるので、参照してみてください。

ウーロン茶甘酒+牛乳+ヨーグルト

甘酒をはじめとする発酵食品は麹菌や乳酸菌など腸に働きかけ、免疫力を高めると言われています。

そんな善玉菌を増やす甘酒にヨーグルトの乳酸菌をプラスし牛乳を加えてまろやかにすれば、子供でも飲みやすい腸活に最適なヨーグルト甘酒が完成します。

【ヨーグルト甘酒の作り方】

材料
ウーロン茶甘酒 100g
ヨーグルト 120g
牛乳 120ml

【作り方】

  1. 材料を全てミキサーに入れて撹拌すれば完成!
ウーロン茶甘酒+ブルーベリー

最後は疲れ目に効果的なブルーベリー甘酒です。
ブルーベリーに含まれるアントシアニンには抗酸化作用があり、目のかすみや眼精疲労に効果が期待できます。
ブルーベリー甘酒
【ブルーベリー甘酒の作り方】

材料
ウーロン茶甘酒 100g
ブルーベリー 100g

【作り方】

  1. 材料を全てミキサーに入れて撹拌すれば完成!
サケの甘酒漬けレシピ
材料
甘酒(米麹200gとウーロン茶300ccで作ったもの)
生鮭 適量

【作り方】

  1. 鮭にウーロン茶甘酒を塗って、一晩漬ければ完成!

あさイチ甘酒ドリンクレシピ

健康や美容にいい甘酒ですが、味がちょっと苦手という方もいるんじゃないでしょうか。2016/12/5のあさイチで、飲みやすい甘酒ドリンクが紹介されたので、バリエーションをご紹介します。

甘酒ドリンクのポイントは、以下の通りです。

  • 酸味のある果物と合う
  • 飲みにくいものも合わせることで飲みやすくなる
  • 基本は1:1の割合で合わせる
  • 抹茶
  • コーヒー
  • ほうじ茶
  • ココア
  • トマトジュース
  • 牛乳
  • 豆乳
  • レモン汁
  • すりおろしショウガ
  • きなこ
  • ブルーベリージャムヨーグルト(ラッシー)
  • バナナ(ラッシー)

あさイチ・甘酒の作り方

発酵料理研究家の舘野真知子さんが、あさイチで紹介してくれた甘酒の作り方をご紹介します。

medianow
舘野さんが使うのは甘みとコクの出る『もち米』。
普通のお米で作るとサラリとした味になります。普通の米でも もち米でもお好みで♪

瓶に小分けにして冷蔵庫に入れれば1週間保存可能です。さらにジッパー付の袋に入れ薄く伸ばして冷凍庫に入れれば1~2か月は保存できます。

材料
もち米 1/2合
水 100ml
米麹(乾燥) 70g

【作り方】

  1. 炊飯器のおかゆモードで、もち米を炊いて、おかゆをつくる。
  2. 炊き上がったら、水とほぐした乾燥米麹を加えて よく混ぜる。
    ※水と米麹を加えて混ぜると丁度甘酒づくりに適した60℃くらいになる。温度が高すぎると麹の活動が止まってしまい甘くなりにくくなる。
  3. 保温できる水筒(保温ポット)にあらかじめ熱湯を注いで温めて置き、お湯を捨てたら、手早く②を上ギリギリまでしっかりと入れる。
    ※量が少ないと冷めやすくなってしまう。
  4. 全部入れたらフタを閉めて、最後に少しだけフタをずらす。
    ※密閉してしまうと発酵した時の空気の抜け道がなくなってしまうため。
  5. 8時間ほど置いて発酵させたら完成!

    冬場は4時間たったら1度お鍋にあけて、かき混ぜながら弱火で1分加熱して60℃まで持っていき、再び水筒に入れて4時間置いておく。

甘酒とイチゴのデザートレシピ

上で甘酒の作り方を紹介してくれた舘野さんが甘酒とイチゴのデザートの作り方も紹介してくれました。

材料
甘酒 250ml
イチゴ 100g

【作り方】

  1. ジッパー付袋に甘酒を入れ、4等分に切ったイチゴを入れる。
  2. 果肉が残る程度に袋の上からイチゴを潰したら、平らにならして封をして冷凍したら完成!

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3 Responses to “甘酒の効果的な飲み方と簡単ウーロン茶甘酒レシピ!高血圧予防・美肌・クマ改善など”

  1. 大喜 より:

    ウーロン茶甘酒は冷蔵庫で日持ちどのくらいでしょうか?
    完成したウーロン茶甘酒は薄めたりせずそのまま飲むことが良いのでしょうか!?
    宜しくお願いいたしますm(_ _)m

    • medianow より:

      大喜さん
      ウーロン茶甘酒に限らず手作り甘酒の日持ちは冷蔵庫保存で1週間~10日と言われているので、
      その期間内に飲みきるのがいいと思います。
      冷凍保存なら3か月以上もちますが、毎日飲むのが効果的なので、気が付いたら飲むというのではなく
      継続して飲むのがオススメです。
      薄めるかどうかについては、薄めたからと言って含まれている成分が減るわけではないので、何かで薄めて飲んでもいいと思いますよ^^

      • 大喜 より:

        お忙しい中ありがとうございますm(_ _)m
        また作り継続して飲みたいと思います♪

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